シベリウス作曲 アンダンテ・フェスティーボ
フィンランドの作曲家 ジャン・シベリウス Jean Sibelius(1865-1957)の作品「アンダンテ・フェスティーボ」。曲名である「アンダンテ」は「ゆっくりしたテンポ」、「フェスティーボ」は「祝祭・祝典的な」という意味です。1922年に弦楽四重奏曲として書かれた後、1930年に弦楽合奏用に編曲、1941年に出版されました。
「アンダンテ・フェスティーボ」で使用される弦楽器の音色はまるで、教会から聞こえてくる美しい歌声を思わせます。優しく厳かな旋律から始まり、穏やかな部分と情熱的な部分が交互に現われながら曲が進行することで、聴衆を引き込んでいきます。曲の盛り上がりが頂点に達するクライマックスでは、弦楽器のほか打楽器のティンパニを使う演奏もあります。最後は「アーメン」と祈る歌声が聞こえてきそうなアーメン終止で締めくくられます。
アンダンテ・フェスティーボ 弦楽合奏楽譜
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