組曲『惑星』より「木星（ジュピター）」【弦楽四重奏版】

ホルスト作曲　組曲『惑星』

イギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト Gustav Holst(1874-1934)の作品である『惑星』は、1914年から1916年にかけて作曲された管弦楽曲です。

『惑星』は、火星・金星・水星・木星・土星・天王星・海王星、の7曲からなる組曲です。また、各曲には副題が付けられています。

組曲『惑星』の中で最も有名な「木星」は4番目にあたり、副題は”快楽をもたらすもの”です。

第4曲「木星」は、明確な三部形式で構成されています。

ホルンをはじめ金管楽器の迫力のある旋律から始まる前半部、バイオリンなどの弦楽器が奏でる厳かな旋律が有名な中間部、そして最後は再び前半部の旋律が展開され壮大なラストに向かいます。

「木星」の中間部の有名な旋律はイギリスの愛国歌として親しまれています。また、日本では2003年に平原綾香さんが『Jupiter』というタイトルでカバーしたことにより、幅広く知れ渡ることとなりました。

弦楽四重奏版の楽譜を作成しました。

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